カーボンクレジットの取引を、もっと使いやすく。
JCXは、法人も個人もWEBやアプリからカーボンクレジットを売買できる取引所です。相対取引や入札が中心だった市場をオンラインに移し、価格や取引の状況が見える状態をつくることを目指しています。 扱うのは金融に近いデータですが、やっていることはWebサービスの開発とデザインそのものです。口座を開くまでのフロー、価格や保有量の見せ方、注文の確認画面。こうした一つひとつが、専門知識のない人でもこの市場に参加できるかどうかを左右します。 制度もプロダクトもまだ整っていない部分が多く、決めながらつくる場面が多いフェーズです。自分の書いたコードや引いた線の結果が、比較的短いサイクルで使われ方の変化として返ってくる環境だと思います。
プロジェクト概要
日本カーボンクレジット取引所(JCX)は、WEBとアプリ上でカーボンクレジットの売買が完結するプラットフォームです。国内の排出量取引に関する制度整備が進むなかで、口座開設や取引の利用は着実に増えており、それに伴ってプロダクト側の課題も具体的になってきました。 現在は、口座開設・本人確認フローの改善、取引画面の情報設計、価格や約定データの見せ方、アプリの機能追加など、着手したい開発・デザインのテーマが積み上がっている状態です。一方で社内の開発・デザイン体制はまだ小さく、優先度の高いものから順に対応している状況が続いています。 そこで今回、プロダクトを一緒につくっていただくソフトウェアエンジニアとプロダクトデザイナーを募集します。カーボンクレジットや金融の専門知識は前提としていません。Webサービスの開発・デザイン経験を軸に、入社後にドメイン知識をキャッチアップしていただくかたちを想定しています。仕様が固まりきっていない部分も多いため、課題の整理から一緒に考えていける方だと進めやすいと思います。 【社会的意義】 カーボンクレジットは、削減・吸収されたCO2を「売買できる価値」に変える仕組みです。ただし国内では取引が相対交渉や入札に偏っていたため、価格が外から見えにくく、少額での取引もしづらい状態が続いてきました。結果として、実際に参加できているのは一部の企業に限られています。 JCXが取り組んでいるのは、この取引をWEBとアプリで完結できるようにすることです。口座開設から売買までをオンラインで完結させ、価格や取扱銘柄を誰でも確認できる状態にする。ここは制度の話というよりも、プロダクトの設計とデザインが直接効く領域です。 入力項目をひとつ減らすこと、価格の見せ方を変えること、専門用語の説明を適切な位置に置くこと。こうした一つひとつが、「興味はあるけれどよく分からない」という人を、実際の参加者に変えていきます。そして取引が一件成立すれば、クレジットを生み出した現場(森林管理、再エネ導入、省エネ改修など)に資金が回り、買い手側の排出削減も一歩進みます。 自分が書いたコードや引いた線が、どこにつながっているのかが見えやすい。大げさな言い方をしなくても、そこがこのプロジェクトの特徴だと考えています。 【経営課題】 【プロダクト・開発チームで向き合う課題】 1. 口座開設・本人確認フローの改善 申請から利用開始までの離脱要因を特定し、入力項目・画面遷移・審査オペレーションをセットで見直す。 2. 取引画面の情報設計 価格、取扱銘柄、約定履歴などの情報を、はじめて触る人でも判断できる形で提示する。専門用語の扱い方も含めて設計する。 3. Web・アプリの機能拡充 1:30〜23:30という稼働時間の特性を前提に、通知、注文、保有クレジットの管理などを優先度順に実装していく。 4. 取引・口座基盤の信頼性向上 金額と権利を扱うプロダクトとして、データ整合性、監査ログ、権限管理、障害時の検知と復旧の水準を引き上げる。 5. デザインの土台づくり 必要に応じて増やしてきたUIを整理し、コンポーネントとガイドラインを整える。画面追加のスピードと一貫性を両立させる。 6. 開発プロセスの整備 仕様の起こし方、デザインと実装の連携、リリースフロー、テスト方針などを、チームが増えても回る形にしていく。 ※すべてを一人で担う前提ではありません。ご経験とご希望を踏まえ、担当領域は相談しながら決めていきます。
GXインパクト
グリーンファイナンス
事業拡大
取引所経由のクレジット流通量:年間10万t-CO2規模を中期目標に、段階的に拡大中
マーケットとインパクト規模
このプロジェクトが面白い理由
まだ形が決まっていないプロダクトを、設計から触れる
国内のカーボンクレジット取引をオンラインで完結させるサービスには、参考にできる先行事例がまだ多くありません。取引画面の情報設計もデータモデルも、既存の型をなぞるより、実際の使われ方を見ながら決めていく場面が多くなります。仕様が固まった状態で降りてくる開発ではなく、何をつくるかから関われる点が特徴です。
Webサービスの開発・デザイン経験が、そのまま活きる
カーボンクレジットやGXの知識から入る必要はありません。必要になるのは、フォームの離脱を減らす、複雑な情報を整理して見せる、データの整合性を保つといった、Webサービスで積んできた基本的な力です。制度周りの知識(Jクレジット、GX-ETSなど)は、入社後にキャッチアップできる体制を用意しています。
距離が近く、決めたことが早く画面に反映される
開発・デザイン・カスタマーサポート・事業側の距離が近く、利用者の声や問い合わせの内容が直接届きます。仕様の相談も、関係者を集めるまでに時間がかかりません。規模が小さいぶん担当領域をきっちり分けるというより、必要に応じて越境しながら進めるスタイルです。
改善の結果が、使われ方の変化として返ってくる
口座開設のフローを整理すれば申請が進みやすくなり、価格や保有量の見せ方を変えれば取引の判断がしやすくなります。ユーザー数が一気に増える段階ではありませんが、そのぶん一つの改善が数字にどう効いたかを追いやすい状態です。積み重ねた改善が、脱炭素に取り組む企業や個人の入口を少しずつ広げていきます。
厳密さと分かりやすさを、両立させる設計
カーボンクレジットは、購入すると「削減した価値を使った」という記録が残ります。二重に使われないこと、履歴を追えること、数字がズレないこと。金融に近い水準の正確さが求められる一方で、使うのは必ずしも専門家ではありません。この二つを同時に満たす設計は、扱っているテーマならではの難しさであり、手応えのある部分でもあります。
スキル翻訳
あなたのこれまでの経験が、GXではこう活きる
WebサービスやSaaSの開発・UIデザイン
EC、SaaS、業務システムなど、Webの世界で積んできた開発・デザインの経験です。会員登録・決済・マイページ・管理画面といった「入力と確認をともなう画面」をつくり、項目数の多い情報を整理して、迷わず操作できる状態に整えてきたこと。その積み重ねが、そのまま活きる領域です。
- フォーム・オンボーディングの設計会員登録や本人確認など、離脱の起きやすいフローを計測しながら改善してきた経験
- データを扱う画面のUI設計一覧・詳細・ダッシュボードなど、数値情報を判断しやすく見せてきた経験
- 整合性が求められる実装決済・在庫・ポイントなど、ズレが許されないデータを安全に扱う設計と実装
- 複雑な仕様の翻訳業務ルールや専門用語を、利用者が理解できる言葉と画面に置き換えてきた経験
- 小さく試して直す進め方計測→仮説→改善のサイクルを、チームで回してきた経験
カーボンクレジット取引プラットフォームの開発・デザイン
扱う対象がCO2の削減価値に変わるだけで、求められる技術やデザインの考え方は地続きです。専門用語が多く前例も少ない領域だからこそ、分かりやすく・壊れないものをつくる力が、そのまま成果につながります。
- 口座開設・本人確認フローの情報設計専門知識のない利用者でも手が止まらない導線に整え、離脱を減らす
- 取引・口座機能の設計と実装価格や保有クレジットを扱う画面を、誤操作が起きにくい形で組み立てる
- 価格・約定データの可視化相場の動きや取扱銘柄を、はじめての人でも読み取れる形で提示する
- クレジットという概念のUI化Jクレジットの種類や認証情報を、専門用語に頼らず伝わる形に翻訳する
- 取引基盤の信頼性づくり監査ログ・権限管理・テスト・監視を整え、安心して使える状態を保つ
キャリアの転換点: エンジニア・デザイナーとして積んできた「複雑な情報を、扱いやすい形に整える」技術は、そのままカーボン市場の入口を広げる仕事になります。GXや金融のドメイン知識は、入社後にキャッチアップしていただければ十分です。まずはご自身の専門領域を軸に、プロダクトを一緒に育てていってください。
入社後にお任せするミッション
口座開設・本人確認フローの改善
アカウント登録から口座開設・本人確認までの各ステップで、どこで手が止まっているかを計測します。画面の分割、マイクロコピー、エラー表示を見直し、申請完了までの離脱を減らしていきます。デザイナーは導線とUIの設計、エンジニアは実装と計測の仕組みづくりを担当します。
取引画面の情報設計と実装
価格、約定履歴、保有クレジットといった情報をどう並べ、どこまで見せるかを設計します。専門知識のない利用者でも判断できる表示を目指し、プロトタイプで確認しながら決めていきます。一覧やチャートの実装、レスポンシブ対応もここに含まれます。
Web・アプリの機能開発と運用の安定化
取引・入出金・レポート周りの機能追加と、既存コードの整理を進めます。1:30〜23:30という稼働時間を前提に、監視やテストの仕組みを段階的に整えていきます。金融に近い性質を持つサービスとして、監査ログや権限管理の設計も並行して行います。
デザインシステムとUIの土台づくり
必要に応じて増やしてきた画面とコンポーネントを整理し、色・タイポグラフィ・フォーム要素のルールを定義します。Figmaと実装の対応関係を保ちながら、画面を追加するスピードと見た目・操作の一貫性を両立させていくのが目的です。
開発プロセスとチームの仕組みづくり
仕様の起こし方、デザインと実装の連携、レビューやリリースの進め方を、人が増えても回る形に整えていきます。カスタマーサポートに届く声や問い合わせの内容を、開発の優先順位に反映させる流れづくりも含みます。
求められる人材像
難易度
募集ポジション
必須スキル (MUST)
- 【共通】
- Webサービスの開発またはデザインの実務経験3年以上
- 仕様が固まりきっていない段階から、要件の整理や優先順位づけに関わることに前向きな方
- ドキュメントやSlackを使った非同期コミュニケーションに慣れていること
- 自分の担当領域の外側にも関心を持ち、必要に応じて越境して動けること
- ※カーボンクレジットや金融の専門知識は必須ではありません。入社後のキャッチアップを支援します
- 【ソフトウェアエンジニア】
- Webアプリケーションの設計・実装経験3年以上(言語・フレームワークは問いません)
- フロントエンド(TypeScript/React/Next.js 等)またはバックエンド(Node.js/Go/Python/PHP 等)のいずれかを主軸に、設計から実装まで担えること
- RDBのテーブル設計と、SQLを自分で書いてデータを確かめられること
- Git/GitHub上でのコードレビュー・CIを前提としたチーム開発の経験
- 仕様の背景を確認しながら、実装方針を自分で決めて進められること
- 【プロダクトデザイナー】
- WebまたはアプリのUI/UXデザイン実務経験3年以上
- Figmaでの画面設計・プロトタイプ作成・デザインデータ運用の経験
- 情報設計(IA)や画面遷移、フォーム・入力フローを要件から組み立てた経験
- 実装を前提に、エンジニアと会話しながら仕様を詰めていけること
- 文言(マイクロコピー)や図解で、複雑な情報を分かりやすく整理できること
歓迎スキル (WANT)
- 【ソフトウェアエンジニア】
- 決済、口座管理、本人確認(eKYC)など、金融・取引系プロダクトの開発経験
- 価格や注文など、リアルタイム性や整合性が求められるデータを扱った実装経験
- AWS等クラウド環境でのインフラ構築・IaC・CI/CD整備の経験
- 権限管理、監査ログ、セキュリティを意識した設計の経験
- テスト自動化やリファクタリングを自ら推進した経験
- iOS/Androidアプリ開発の経験(React Native・Flutter含む)
- 【プロダクトデザイナー】
- 取引画面・ダッシュボード・管理画面など、数値やデータを扱う画面のデザイン経験
- 価格や時系列データの可視化、チャートUIの設計経験
- ユーザーインタビューや行動ログをもとに改善サイクルを回した経験
- デザインシステムを立ち上げ、運用に乗せた経験
- アクセシビリティやユーザビリティテストに取り組んだ経験
- 【共通】
- toBとtoCの両方のユーザーを持つプラットフォームに携わった経験
- 0→1・1→10フェーズのプロダクト立ち上げ経験
- Jクレジット、GX-ETS、GHGプロトコルなど、気候関連の制度・領域への関心
- カスタマーサポートや業務設計など、プロダクト周辺領域にも越境して関わることに前向きな方
勤務条件
勤務地
東京都(本社)
雇用形態
正社員
給与・報酬
リモート率
原則出社
現場出社頻度
ほぼなし
平均残業時間
10-20時間/月
福利厚生
企業について

日本GXグループ株式会社
日本GXグループ株式会社(JGX)は、「GXの環境価値をつくり、動かし、社会実装する」を掲げ、環境保護と経済合理性は二項対立ではないという考えのもと、GHG排出量の可視化・削減から資源循環、環境価値の収益化までを一気通貫で支援しています。 【事業内容】 1. GXコンサルティング:100%子会社の株式会社日本GX総合研究所を中心に、GX戦略・中期ロードマップ策定、Scope1〜3のGHG算定、LCA(削減貢献量)評価、TCFD等の環境情報開示支援、J-クレジットの登録・創出支援、GX研修などを提供。 2. GX-DX・システム開発:基幹システムのクラウド移行、熱エネルギー可視化・EMS構築など、GXを支えるデータ基盤とシステムを設計・開発。 3. 日本カーボンクレジット取引所(JCX):板寄せ・ザラバ方式によるリアルタイム取引を実現したカーボンクレジット取引プラットフォーム。法人版に加え個人向けアプリ・Web版を展開し、特許技術を活用した個人参加型の「炭素経済圏」構築を進めています。 【組織・特徴】 炭素会計アドバイザー、ISO14001/27001審査員補、AWS認定エンジニアなど、GXとDXの専門性を併せ持つハイブリッドな組織体制が強みです。ISO 27001(情報セキュリティマネジメントシステム)を取得し、カーボンクレジット関連の特許も保有。J-POWER(電源開発株式会社)をはじめとする事業会社・ベンチャーキャピタルから出資を受け、企業・自治体・地域・一次産業の脱炭素と新たな環境価値の創出を支援しています。
業種
GXコンサルティング/カーボンクレジット取引所運営/システム開発
従業員数
23名
本社所在地
東京都中央区八丁堀4-8-1 八丁堀ファーストスクエア 4F
設立
2023年
代表者
代表取締役 吉岡賢史
資本金
2億8,450万円(資本準備金・新株予約権を含む)
上場区分
未上場
このプロジェクトについての補足
日本GXグループ株式会社(Japan GX Group)は、「持続可能な環境事業を創造する」ことをミッションに、カーボンクレジットとサステナビリティ領域で複数事業を展開する企業です。主力事業の日本カーボンクレジット取引所(JCX)は、WEBまたはアプリ上で売買が完結するカーボンクレジットの取引所で、法人・個人を問わずアカウント登録と口座開設申請により利用できます。取引手数料は一律5%、稼働時間は1時30分から23時30分と、利用しやすさと透明性を重視した設計が特徴です。ウォレットは申請から2営業日以内の開設を基本としており、スピーディで安全な取引環境を提供しています。ほかにも環境配慮型のフードプラットフォーム「PREMIUM GREEN LABEL」など、GXを軸にした新規事業を継続的に立ち上げています。
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年収
